お家を建てるのにどのくらいの期間がかかるのか、それは家族の人数によって変わってくる。
家族が多ければ話し合いも長くかかるだろうし、お家に対して並々ならぬ思い入れがあればその分時間もかかるだろう。
一般的にどのくらいの期間が必要なのか、考えてみよう。
1.住んでみたい場所やお家の情報収集をしてみよう
住みたい場所を家族で話し合ってみよう
まずは、住みたいエリアを話し合ってみよう。
子ども関係で、いろいろと学校関係やらその後の進学に関してなどでエリアの制約があったりするだろう。
車の有無でも、希望する場所は変わってくるだろう。車があれば、駐車場を何台分確保するかとか、車がなければ公共交通機関の確認が必要となる。
買い物の場所や病院の場所も案外外せない条件となる。
実家との距離も重要な要件である。将来的に介護などがあるのかどうか、介護は誰がするのかなども検討事項に含まれてくるのかもしれない。
実家に近すぎても、両親に干渉されるから嫌だとかもあるだろうね。自分の親だけど、伴侶にとっては他人だから自分が思っている以上に気を遣っている可能性もある。
あとは、治安がいいとか悪いとかも気になるところかも。
我が家は女の子だから、今住む賃貸物件を選ぶ時の最優先事項は学校までの道のりで危険そうな場所があるかどうかだったわ。通学路は決まっているけれど、冬で暗くなってから一人で帰ることがあったら少し回り道でも人通りがあるところを歩くことが出来る様にって、バス通りから一本だけ入ったところに決めたんだ。
これからずっと住む家を建てるのだから、もちろん10年後20年後30年後、もっと先までを見越してイメージをしてみて。
住みたいお家をイメージしてみよう
今の家族は何人?お部屋は何部屋必要?
これから住みたいお家をイメージしてみて、家族で話し合ってみよう。
我が家の場合、家を建てるって決まってからは、親子そろってよそ様のお宅を眺めては「あの家の壁はいい感じ」やら「屋根は何色がいい」やら「通学路のあの場所にある家はかわいい感じでいい」とか、毎日のように話してたわ。
家の内装に関してはもっともっと後になって話していたけど、理想とする家によって施工会社も変わってくると思うよ。
土地を探すための情報収集をしよう
もちろん、いい場所はとても高額となる。
土地だけで購入する方法や、建築条件付きの土地や、土地を購入するのにも色々な方法がある。
ネットの情報に上がってこない土地もある。
実際に住みたいエリアに行ってみて、空き地に建ててある看板の不動産やへ連絡してみるのもいいかもしれない。地元の不動産屋は情報が集まってくるのでその土地の他にもネットなどに公開していない土地を紹介してもらえることもあるだろう。
他には、施工会社を先に決めて、土地を探してもらうって方法もある。
もちろん私の様に、親の土地を分けてもらうって手もある。
家を建てたいけど、なかなか土地が見つからないって話も時々聞く話だよね。
施工会社の情報収集もしておこう
どんなお家を建てたいのかによって、施工会社も変わってくる。
木造やら軽量鉄鋼造やら鉄骨造やら、耐震はどうしてるとか、施工会社によって全然違う。
もちろんお値段も、施工会社によって全然違う。
どこに重きを置くのかによって、施工会社の選び方は変わってくる。
とにかく、展示場とかに行く前に施工会社の情報収集をしてみて、ざっとでも特徴を捉えてみよう。
・パンフレットを取り寄せる
・知人で家を建てた人に話を聞いてみる
・家に届くチラシを収集する
・ネットで価格帯別とか特徴別とかで検索してみる
全国展開してる施工業者だと案外わかりやすいしパンフレットとかも充実してる。インターネットでもサイトとかあって、自社の強みを全面にアピールしてくれる。
地元の工務店だと、施工中の急な変更とかにも柔軟に対応してくれるって聞いたことがある。コンセントを足したいとか、窓を変えたいとか、建築の途中でも仕様変更してくれる。壁紙とかもお家の建築途中で実際の建物見ながら決めれるって、地元の工務店で建てた同僚が言ってた。
設計事務所だと、自分の思い通りの設計をしてくれるからイメージ通りのおうちが出来るだろう。極狭住宅とかであれば、設計事務所にお願いしたほうが良いのだろうって思う。最終的に地元の工務店に建築の依頼がいくから、施工中でも柔軟に対応してくれるはず。設計料が別にかかるけどね。
2.家を建てるための予算を考える
♪よーく考えよう、お金は大事だよー♪
よく見る某保険会社のCMの音楽が頭を回る。今年はこの音楽がずっと頭を回っていた。
そうなのよ、お金は大事なのよ!!
家を建てる施工業者を決める前に、いくらの家を建てるのか、上限は決めておいたほうが良いと思う。
家を建てだすと、あれもいいしこれもいいしってどんどんお高くなる。絶対に安くなることはない。
最後の段階で、どの設備をやめるのかって話になるのは間違えないと思う。
施工業者は、うまいこと言って歯止めをかけてはくれないから、自分の財布はきちんと把握しておこう。
自己資金はいくらなのか、親からの援助は見込めるのか、住宅ローンを借りるとしたらいくらまで借りられるのか、決めておくお金のことは結構ある。
施工業者によっては、住宅ローンをいくらまで借りられるのかファイナンシャルプランナーに相談して決めましょうとかっていうところもある。
はっきり言っておくけれど、いくらまで借りられるのか?ではなくて、毎月いくらなら返せるのかってことのほうが大事だから!!
施工業者にとっては家を建ててお終いだろうけど、私たちにしたら家を建ててからが始まりなんだから。その後の生活もきちんと考えて、子どもの進学とか塾とかも考えて、自分の働き方とかも考えて、絶対に越えられない上限を決めておこう。
👆このサイトは、私がかなりお世話になったシュミレーションサイト。借入可能額に関しては、毎月いくら返済できるのかの設定ができるし、利息の金額もわかる。繰り上げ返済に関しても、何年後にいくら返すと返済総額がいくら減るのかもわかる。本当にすごいサイトだと思う。
金利に関しては、借りる住宅ローン業者によって違うから、比較サイトとかで調べてみると良いかもしれない。金利も、全期間固定や期間固定や変動などがある。どの金利を選ぶのかで返済総額もかなり違うから、それこそ♪よーく考えよう、お金は大事だよー♪ってことだ。
3.施工業者を決めよう
さぁ、実際に展示場へ行ってみたり、地元工務店に連絡してみたりして、色々と見て回ろう。
住宅展示場なら、いくつかの施工業者を一度に見て回れるから、かなりの時間短縮にはなる。でもその分、それぞれの特徴をきちんとメモするとかしないと、どこの業者でどんな使用だったかとか、あとからわからなくなるから要注意。
私も色々見て回ったけど、最終的にどの業者がどこを売りにしているのか混乱した覚えがある。
施工業者によっては、実際に建築した建物の公開をしてるところもある。この場合は、要予約な場合が多いから、気になる施工業者の公開展示に関しては事前に連絡が必要である。住宅展示場でも、使用とかをじっくり聞きたい場合には予約してから訪問したほうが良いと思う。
その時には、確認することリストを作っていったりとかするといいかも。その辺りは、また別で記事を書こうと思う。
施工業者によって、価格帯が全然違う。
上手な営業の人がいると、見せたい設備があるから次の予定まで決められたり、ファイナンシャルプランナーの予約を先にさせようとしたり、主導権が完全に持っていかれる。
住宅展示場とか見ると、すっごくテンションが上がるし、夢も広がるし、すっかり舞い上がってしまうから、こんな時こそ冷静な判断が必要である。
主導権は自分にあることが前提で、確認するべきことを淡々と確認していくことが大事だと思う。
それでも舞い上がってしまって、住宅展示場の設備を見てはキャーキャーしちゃうんだけどね。
休みのたびにあちこち行って、いろいろみて、自分にとってどこが重要なのかを見極めてから、自分の考えに沿ってくれそうな施工業者を見つけよう。
結論・情報収集から施工業者決定まで、どのくらいかかる?
ここまでで最低でも2か月から4か月くらい
我が家の場合は、約2か月弱で決めてるかな。
それは、娘ちゃんと二人家族だからってことも時間短縮の理由になると思う。
意見を出す人間が少なければ、決めるのは簡単となる。
ましてやお金を出すのは私だし、建てる場所も決まってたし、調べることが少なかったのもある。
住宅展示場とかの予約が必要な場合は、明日行ってみようってことが出来ないこともある。
2週間後に予約とかもあるから、その分期間は伸びていく。
そして、予約を待っている間に、その前に見た施工業者の情報が忘れられていくという悪循環に陥る。
最後には、どこで建ててもそんなに変わらないんじゃないかって思ってみたりして。
これから決めることも盛りだくさんあるから、施工業者を決めるのに全力を出してしまうとお家づくり前に疲れてしまうから、早い段階でいくつかに絞った方が現実的かもしれない。